最新技術を活用するスマートロジスティクスの効果と事例5選 | はぴロジ

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最新技術を活用するスマートロジスティクスの効果と事例5選

 

オンラインショッピングの普及による小口配送の増加や、少子高齢化による人手不足で、物流業界の課題は年々増加しています。
そのような物流業界の課題を解決する手段として、注目を集めているのがスマートロジスティクスです。
実際にスマートロジスティクスを導入して、業務効率の向上や地域課題の解決に貢献している企業は増えています。
本記事では、スマートロジスティクスの概要や注目されている背景、実際の効果を紹介します。

 

 

 

 

 

スマートロジスティクスの概要

 

スマートロジスティクスとは、IoTやAIなどの最新技術を活用し、物流業務の効率化やコスト削減を実現することです。
実際に利用されているIoTやAIとしては WMS(倉庫管理システム)やピッキングロボット、無人配送ロボット、RFID、音声認識システムなどが挙げられます。
IoTやAIが労働力不足の解消や作業の効率化、品質向上に貢献している場面は、昨今では多く見受けられるようになりました。

 

 

 

 

 

スマートロジスティクスが注目される理由

近年物流業界で耳にすることが増えてきたスマートロジスティクスですが、なぜここまでの注目を集めているのでしょうか。
本章ではスマートロジスティクスが注目されている理由を、物流業界の課題とあわせて紹介します。

スマートフォンなどの普及で小口発送増加

スマートフォンやタブレットなどが普及したことで、オンラインショッピングは誰でも気軽にできるようになりました。
以前は企業から消費者に向けた「BtoC」の配送が主流でしたが、最近では消費者間で取引をする「CtoC」の配送も増えてきています。CtoCの配送は少量少額での小口配送であるため積載率が低くなりやすく、 配送効率が悪くなっています。
物流効率を上げることができれば、小口配送増加にともなう課題解決にもつながるとして、スマートロジスティクスは注目されているのです。

少子高齢化による人手不足

少子高齢化の影響により、物流業界では人手不足が発生しています。今後さらに少子高齢化が進むことで、問題が深刻化することも予想されています。
スマートロジスティクスによってAI技術が活用されれば、人手不足の解消にもつながるでしょう。

 

 

 

 

 

【事例で解説】スマートロジスティクスの効果

 

スマートロジスティクスを導入して、成果を出した企業は多く存在します。そこで本章では、スマートロジスティクスの効果を5つの事例とともに紹介します。

WMS(倉庫管理システム)の導入で1人あたり1日30分の業務短縮化

WMS(倉庫管理システム)を導入することで、入出庫、在庫照会、伝票発行、出荷、棚卸し、返金対応、ラベル発行といった物流業務を一元化し、効率的に管理できるようになります。
また、WMSで得られる物流業務に関するデータを分析することで、生産性を把握して、課題や改善点を見つけることも可能です。

【事例】A社(倉庫業)

A社の業務課題は、次の3つでした。

 

・データ管理をExcelに頼っており、業務ごとのデータ入力が煩雑になっていたこと
・業務ごとに異なる運用ルールを定めていたため、作業ごとに使用するツールが違っていたこと
・荷主からの問い合わせ窓口を一括化していなかったため、電話やメール、FAXなど、対応が複雑になっていたこと

 

WMS(倉庫管理システム)を導入することで、これらのツールを一括化することに成功しました。業務設計が簡単になり、結果として1人あたり30分/1日の業務短縮を実現しました。

ピッキングロボットの導入で出荷件数が1日当たり約1.4倍向上

ピッキングロボットとは、配送する荷物のピックアップや自動配送を行うロボットです。
ピッキングロボットは、倉庫内の製品の中から素早く該当商品を探し出したり、重い荷物を運んだりする際に役立ちます。
また、ピッキングロボットには作業スピードの向上や人的ミス、作業員の心理的負担を減らす効果があります。

【事例】B社(化粧品会社)

化粧品会社であるB社は物流センターに2台のピッキングロボットを導入することで、3Dで商品の位置を把握し、商品に応じて自動で専用ハンドに切り替わるようにしました。
また、人手が必要な場合もロボットが自動で判断して作業を進めることで、生産性の向上に貢献しています。
結果として、会社全体で1日当たりの出荷可能件数が約1.4倍に向上し、年間の配送費を2.3億円削減することに成功しました。

無人搬送ロボットの導入で1日240分の業務効率化

無人配送ロボットとして、フォークリフトや配送トラックの自動化が注目されています。
無人フォークリフトは24時間稼働可能で、荷役、搬送、棚入れ、棚出しなどの作業をすべて自動で行うことができるため、生産性の向上に役立ちます。
また、配送トラックの自動運転も実証実験が行われており、今後ドライバーへの負担軽減や人材不足解消に寄与することが期待されています。

【事例】C社(専門商社)

専門商社であるC社は、在庫棚を出荷場所まで自動搬送してくれる無人搬送ロボットを導入しました。
出荷担当者が商品を棚まで取りに行く必要がなくなったため、庫内作業の自動化・省人化が実現し、1日240分の業務効率化に成功しました。

AI(人工知能)のデータ解析で最大20%の業務効率化

AI 技術によるデータ解析は、作業効率アップに役立ちます。
実際にAIが出した作業効率改善案を採用したところ、効率アップが見込めた企業も存在します。
将来的には倉庫内の配置決めもAIが担う可能性があるようです。またAIの画像認識技術がさらに発展すれば、画像判断による検品作業などのスピードアップも期待されます。

【事例】D社(運送会社)

運送会社であるD社は、データ分析に強いクラウドサービスを利用し、スマートロジスティクスを導入しました。
導入前はこれまでのノウハウやデータを運用に役立てるためのデータ分析に時間がかかることや、メンテナンスに手間がかかることが課題とされていましたが、スマートロジスティクスの導入によってこれらの課題は改善されました。
また、データ分析から効率的な配車計画などが可能となり、コストカットやCO2削減などの環境保全活動にも役立っているようです。

ドローンの導入でスピード配送と地域課題の解決も

昨今は、無人航空機ドローンを配送に活用する研究も進んでいます。
ドローンによって人力では配送が難しい地域や、離島などの配送に時間がかかる地域への配送の効率化が期待されています。
加えて、陸路配送での課題である渋滞を避けられ、配送スピードアップや効率化にもつながるでしょう。

【事例】E社(通信会社)

通信会社であるE社は民間企業と自治体が共同で、注文された商品を当日中に配送するサービスを開発しました。
注文が入れば、ドローンが地域の配送拠点から公民館へ商品を配送し、そこでユーザーの受け取りが完了します。
また、自宅のケーブルテレビから注文が可能で、サブスクリプション制での利用もできるため、買い物が困難な人たちをサポートしています。
「家まで持ってきてくれるのでありがたい」「ネット通販より簡単」と地域の人からは高い評価を得ているようです。
このように、スマートロジスティクスは地域課題の解決にも役立ちます。

 

 

 

 

 

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まとめ

IoTやAIなどの最新技術を活用し、物流業務の効率化やコスト削減、地域問題の解決に貢献するスマートロジスティクス。 現在でも少子高齢化による人手不足やオンライン通販の普及による小口配送の増加により、さまざまな課題を抱えている物流業界ですが、今後さらに問題が深刻化するおそれもあります。
自社にマッチした技術を導入して、物流課題をひとつずつ解決していきましょう。

 

 

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