ECサイトのデータ連携│3つの方法とメリット・デメリット

 

 

ECサイトを運営する際、社内の関連システムとデータ連携ができると、格段に利便性が向上します。連携の方法はさまざまあり、それぞれメリット・デメリットが存在します。
この記事では、ECサイト運営におけるデータ連携について解説します。

 

 

 

ECサイト運営は「データ連携」でスムーズになる!

 

 

ECサイト運営のため、在庫管理システムや受注管理システムなどの外部システムを導入している方も多いのではないでしょうか。

 

ECサイトが保有するデータをこれらのシステムへ連携しない場合、印刷した一覧を見ながら入力するなど、手作業で書き換える必要があります。しかし、この方法では手間がかかる上に、入力ミスなどのヒューマンエラーも発生します。情報が更新されるタイミングも一定ではないので、システムによって異なるデータが混在する原因にもなるでしょう。

 

一方、データ連携をしてひとつのシステムで情報を更新すれば、連携しているシステムにも共有・反映されるため、入力ミスやデータの混在は発生しません。作業量も大幅に軽減でき、サイト運営がスムーズになります。

 

外部システムとのデータ連携では、以下のようなデータを共有します。

 

 

・顧客情報
・商品情報
・在庫情報
・受注データ
・出荷データ

 

 

商品情報を連携しておけば、登録している商品の更新や削除が効率的に行えます。

 

また、在庫数をリアルタイムで把握することで、在庫切れを前もって回避できたり、在庫のある倉庫から発送できたりするなど、迅速で充実したサービスを提供できるようになるでしょう。

 

 

 

代表的なデータ連携の方法

 

 

ECサイトと各システムでデータを連携するには、さまざまな方法がありますが、その中から代表的なものを3つ紹介します。

FTP連携

FTPとは「File Transfer Protocol」の略で、複数のデータファイルを選択して、システムが指定したサーバー(FTPサーバー)に一括で送る連携方法です。

 

FTP連携のメリットは、以下の2つです。

 

 

・OSに関係なくデータ連携が可能
・大容量のデータ連携も素早く完了する

 

 

送る側(FTPクライアント)とFTPサーバーでOSが違っても、問題なくデータが送ることができます。

 

また、大容量のデータファイルでも、素早くやり取りできます。これは、送受信する際に2つのポート(データの通り道)を使うためです。片方はデータファイルの送受信専用、もう片方はログインや制御専用となり、スムーズにデータファイルを送れます。

 

さらに、FTPで使うポートは常に決まっているため、サーバー側では、ログインIDやパスワード付与して、アクセスできるクライアントを限定することも可能です。

 

一方、FTPはすべてのデータファイルの転送が完了するまで、システムに反映できないデメリットがあります。正確にデータ送信が完了しているか確認したり、素早く反映させたりしたい場合は、一度に送るデータファイルを小さくしておくと良いでしょう。

 

FTPの通信は暗号化されないため、情報漏えいのリスクがあることも注意点です。FTPに暗号化の機能が追加されたFTPSやSCP、SFTPといった通信規格を選ぶと良いでしょう。

API連携

APIとは「Application Programming Interface」の略で、異なるシステムやアプリの間で情報をやり取りする際のインターフェイス(仲介役)です。

 

API連携のメリットは、以下の2点です。

 

 

・自動的な更新が可能
・システムの機能拡張ができる

 

 

連携しているデータは自動で処理(フォーマットやファイル形式の最適化など)が行われ、データ移行先のシステム上でも、自動的に情報が更新されます。

 

APIはシステムの拡張機能として提供されており、利用にあたってはメーカーへの登録が必要です。その後、アクセス情報を共有して、連携したいECサイトに実装します。実装にあたってはプログラミングの知識が必要になるため、システムエンジニアに依頼するのが一般的です。

 

ECサイトを複数の異なるシステムと連携する際は、それぞれにメーカーが提供しているAPIが必要であり、実装もしなければいけません。そのため、最近ではあらかじめ複数のAPIを搭載して、少ない手順で多くのシステムと連携できる統合型のプラットフォームが用意されています。

CSV連携

CSVとは「Comma Separated Values」の略で、その名のとおり、データをコンマで区切って、表示する位置を指定します。

 

CSV連携のメリットは、以下の2つです。

 

 

・連携先システムへのデータの反映が早い
・互換性に優れている

 

 

テキストデータを扱うため余分な情報がなく、送受信もシステムへの反映も早いのがメリットです。多くのシステムが標準でサポートしているなど、互換性も優れています。

 

一方で、文字化けや改行ミスによって正しく表示されないおそれがあるのがデメリットです。いずれの場合も、原因は文字コードによるものです。文字コードとは、文字データを読み取る際に指定される番号のことで、未対応の文字コードで生成されたファイルを転送した際にうまく出力できないトラブルが起こります。

 

システムによってCSVファイルを出力するときの文字コードは異なるため、連携にあたっては、事前にどのような仕様なのか確認しておきます。不安があるなら、サポート体制が充実しているサービスを選ぶと良いでしょう。

 

はぴロジの自動出荷管理システム「HAPILOGI ASIMS」なら、あらゆるカート・モール・受注管理システムとWMS(倉庫管理システム)の媒介となるので、ECサイト運営に関するデータを一括管理することが可能です。
API、CSVを使用し、自社ECサイトのほか、16種類以上のカート・モール、9種類以上のさまざまなWMSと連携することができます。

 

HAPILOGI ASIMSがショップデータの変換を自動化してくれるので、煩雑になりがちなECサイトの運営がスムーズになるでしょう。

 

はぴロジASIMSは、次期バージョンのクラウドシステムはぴロジlogiec<ロジーク>として、刷新いたしました。 「logiec」は、あらゆるECカートやECモール、受注管理システムとWMS(倉庫管理システム)などのあらゆるシステムをつなぎ、データ連携をシームレスに実現します。

 

 

 

在庫回転期間は販売効率を示している

 

 

ECサイトと関連システムを連携する際は、いくつか確認事項や注意点があります。詳しく見てみましょう。

データ連携実績を確認しておく

理論上は可能であっても、本当に問題なく連携できるかは、実際に導入してみないと分かりません。

 

自社で扱うシステムが、運営しているECサイトと連携実績があるかどうかを確認しましょう。最初から連携機能が備わっているシステムであれば、開発費用や手間をかけずにデータ連携が可能です、

 

実績がなければ、どのような方法でデータの取り込みや抽出が行われるのか、事前に仕様を確認しておきましょう。

連携するデータの範囲を決めておく

連携するデータは、一般的には「商品マスタ」や「出荷指示」「出荷実績」などです。ECサイトの運営方法によって、連携すべきデータは異なります。

 

例えば、複数倉庫を保有しており、在庫数を一括で把握しておきたい場合には在庫管理システムや倉庫管理システム上の在庫情報を共有しておくと良いでしょう。

 

APIのサポート窓口と、事前にXMLやJSONといったデータフォーマットを連携してから、システム同士を連携する場合もあります。

<

連携のタイミングとデータ量を決めておく

データ範囲と同様に、扱うデータの件数やサイズによっても費用は変動するので、連携のタイミングや、一度にやり取りする量を決めておかなければいけません。

 

できれば、リアルタイムですべてのデータが反映されるのが望ましいですが、費用が高額になるため、あまり現実的ではありません。ECサイトの性質に基づいて、データの種類ごとに連携のタイミングを変えるなど、効率的な方法を考えましょう。

 

 

 

 

 

まとめ

 

ECサイトと関連システムを連携するには、APIやFTP、CSVを活用するのが一般的です。過去に同様のシステムで連携した実績があるか、連携機能があるかを確かめておくことをおすすめします。また、スムーズな連携を完了させるためには、扱うデータの範囲や量を適切に設定するのが重要です。

 

システムとサイト上のデータを連携させて、ECサイト運営をスムーズに行いましょう。

 

 

ECサイトのデータ連携│3つの方法とメリット・デメリット
トップへ戻る