導入事例
chitree organic様インタビュー
2024年8月から、はぴロジの「logiec」+「物流アウトソーシング」をご利用いただいております「株式会社 chitree organic」の坂東様にお話をお伺いしました。
Q1. 現在運営しているショップと、販売中の商品について教えてください。
実店舗は小田急線の鵠沼にありますが、そんなに稼働はしていません。週2回程度で、実際に商品に触れるアンテナショップ・ショールームのような感じで運用しています。メインとしては通販が売上の99%程度です。通販だと幅広い方に購入いただけると思っています。
Q2. 商品のこだわりのポイントなど教えてください。
生活にまつわるもの全般を販売していて、テーマとして「自分を愛す」というキーワードを大事にしています。
生活の中で自分を大切にするような生活をどうしたら送れるかなと考えたときに、うちの商品やアイテムがその助けになるといいなというのがコンセプトです。元々は妻が「おちづ」という名前で、お店を始めたきっかけも自分の生活を整えたいということで、自然由来のもので体に負担なく生きていきたい。そんな生活をしたいと思ったときに、周りになくて自分で始めたのが、最初のきっかけです。
オリジナル商品に関しては、特におちづが使って心地よくて、生活に取り入れられるかどうかが制作する上で大事にしていることです。
Q3. 社名やショップの由来を教えてください。
chitree(チーツリー)は、おちづの本名がちづるという名前で、海外に若い頃行ったときに、向こうの方々が「ちづる」と読みにくかったようで、「チー」と呼んでいました。その「チー」というあだ名からchitree(チーツリー)が生まれました。ツリーというのは普通に木に由来していますが、チーとツリーを合わせてchitree(チーツリー)となりました。造語ではありますが、その木の由来は「大きな木」という絵本で、その絵本がおちづ自身が大好きで、木に人が集まったり、木の実を取ったり、その木陰で休んだりするような存在であればいいなと思って、ツリーを入れています。木はそこにあるだけで「ここで休め」とも言わなければ、「これを食べろ」とも言わない、ただ存在しているだけですね。各々がそれぞれの楽しみ方をするというイメージです。「うちの商品を買ってください」という感じではなく、気に入って興味があれば買ってくれたら嬉しい、というスタンスです。気に入らなかったら無理に買うことが一番よくないと思っていますので、そういうのも木のイメージにつながっています。
chitree organicの「オーガニック」は、オーガニックの商品も扱っているということと、自然体という意味もあって加えました。
結構ECショップを運営している方々の話をお伺いしましたが、ショップの名称には皆さん思い入れがあり、一つ一つのお名前にこだわりがあるんだなと「なるほど!」と思いました。皆さんのインスピレーションやその時に感じた思いがネーミングに反映されている印象を受けました。
Q4. 物流アウトソーシングを考えたきっかけを教えてください。
以前は家の一室を使用してずっと発送作業をしており、ものすごく効率が悪かったです。注文数もありがたいことに増えて、本当に在庫だけでもう歩く場所がなくなるほどでした。このままではまずいなと感じ、ここ(事務所)を借りて社員やパートさんを増やして、自社発送を続けようと考えていました。
発送作業はお客様に届ける最後のタッチポイントで、ずっとそれを自分たちで行ってきたため、手書きの手紙を入れることもあり、コミュニケーションとして発送業務も捉えていました。その延長の視点でいました。
このまま採用を進めようと思い、ここも借りましたが、求人を掛けたり知り合いに社員として声をかけたりしましたが、思うような返答がなかったりして、これは人材をマネジメントするのは相当大変だなと思いました。
売り上げは上げられる見込みはあるものの、上がれば上がるほど人を雇わなくてはいけないという状況もありました。少人数でやりたかったこともあり、リソースが限られるため、人材のマネジメントにエネルギーを注ぐより、皆に知ってもらい、買ってもらい、気に入ってもらう関係を深める方が自分も興味があり、またお客様にとっても大事なことだと思ったのです。
発送作業にこだわる必要があるのかなとぼんやり思っていたとき、偶然知り合いの先輩にアウトソースすれば?と言われて、「そっか!」と思いました。商材は複数アイテムあるので、お客様によっては、醤油や石鹸、スキンケアをまとめて購入する方もいれば、別の人は石鹸だけというように、人によって注文の内容が全く違ったので、物流をアウトソースできることを知らず、正直できないと思っていました。だから無理か、コストがとても高いかもしれないと考えていました。しかし、自社で採用するのも大変だし、詳しく聞いてみようと思い、いろいろ探し始めました。きっかけはそんな感じです。
Q5. はぴロジを選んでいただいた決め手はどのへんでしたでしょうか。
そうですね、一番大きいのは、請け負ってくれる倉庫事業者さんが良かったことですね。それを提案してくれたのがはぴロジさんだったので、本当に決め手はそこが一番大きいです。「安心して商品を預けられる」という基準で倉庫を選びたいと思っていましたので、単価や仕組みよりは、その点が一番重要でした。
Q6. 物流アウトソーシングしたことによる効果はいかがでしたでしょうか。
これは革命が起きました。2024年8月20日に移行して、すべての発送を任せてから1週間ほど「革命!革命!」と言っていました。
当社は私と妻が役員で、社員が1人いて、基本は3人体制です。あとパートに2人が週に1・2回程度来てくれていますが、基本は社員3人です。その社員と私が出荷作業を行っていました。伝票を出したり、それをピックする準備をしたり、とにかくひたすら発送作業をしていたのです。その社員はデザインができる方で、デザインやウェブの制作作業を本来してもらうために招き入れたのですが、出荷作業が多すぎてデザインやウェブの制作作業が二、三割、あとは出荷作業という状況でした。
私も他の作業をしたいのですが、出荷が忙しいときはそれを切り捨てて夜まで出荷作業をしていたので、物流アウトソーシングに切り替えた後の世界は本当に革命でしたね。早くやればよかったと思いました。
確かにコストはかかるのですが、効果を感じたのは時間です。事業を伸ばしていきたいのであれば、絶対に物流アウトソーシングをした方がいいです。本来やるべき業務時間が圧倒的に増えたので、多少コストが以前よりかさんでも、物流アウトソーシングを行う価値があります。
Q7. 温度商材ですが「物流倉庫の探し」をするのは難しくありませんでしたか?
正直、難しかったです。温度帯管理が可能ですと言われて見学したら、この1部屋だけです、ということがありました。イメージと実態が異なることがありました。
事前に詰めたらよかったですが、そういう情報までは知らなかったので衝撃がありました。また、温度帯管理が無理だという倉庫もたくさんありました。
そんな中で、はぴロジでは3社の見積もりをいただき、その3社はすべて温度管理が可能な倉庫でした。
Q8. 物流アウトソーシングを活用しつつ、次にチャレンジしたい事など教えてください。
少し答えとして合っているかわかりませんが、越境ECをしたいと思っています。
Q9. 最後にひとことお願いいたします。
まずは現場の倉庫を見に行くことをおすすめします。
倉庫さんは、例えば「何々物流」という会社と契約すると、そこしか見に行けないんですね。ですので、はぴロジにお願いすることで、まずはいくつかの画像を見て、こことここに行きたいという感じで進められたので、とても良かったです。倉庫から直接提案を受ける際は、正直良いところを一生懸命伝えようとしますよね。はぴロジが入ることで、第三者の目線が入って倉庫を相対的に見ることができました。営業担当と一緒に倉庫見学をし、感想を率直に伝えて共有できました。「この倉庫も1回見てほしい」というところから別の倉庫見学を経て、最終的にそこで契約に繋がりました。
当社にとってメリットやデメリットをしっかりと答えていただいたので、商談期間中もそのような存在だったことは大変助かりました。はぴロジの営業担当者の皆様は日々多くの倉庫を見ていると思うので、現場のリアルを交えて全然違った視点での話を聞けたのが良かったですね。
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– ありがとうございます。メッセージは、「現場を見に行く」と、「革命が起きるのでとりあえず話だけでも聞いた方がいい」ということですね。
本当に革命だと思ってずっと言ってましたよ!注文入るのがもうだんだん嫌になってきてたんで、広告費も止めていました。今は全然気にせず調子がいい広告があれば総予算追加して伸ばそうと思っています。
– 本日は有難うございました!